時代はいつしか6ギガバイト(GB)

(1999/01/15記)


NEC LaVie Light BL100/RA【Bフレッツ・ADSL・電話のアットウィル】
NEC LaVie Light BL100/RA...
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ValueStarとLibretto(1999-01-27)

年明け早々、パソコンを新調してしまった。

私の場合、一つのパソコンを大体5〜6年くらい騙しだまし使って買い換えるパターンになっている。今回も入社して2年目の夏に買ったパソコンを今まで拡張を重ね使っていたが、ついに買い換える運びとなった。

でもって、買い換えの度に感心してしまうパソコンの目覚ましい進歩だが、最近特に目を見張るものと言ったら、やはり内蔵ハードディスク容量の大きさであろうか。CPUやメモリ容量と違い、ディスクは「残り容量」という形で自分に拘わってくるものなので、なおさらなのかもしれない。

その昔の頃のパソコンといったら、ハードディスクが無いのが当たり前だった。その頃はあの「一太郎」だって、辞書も含めて2枚のフロッピーディスクにちんまりと収まっていたのである。フロッピー1枚あたりの容量は今も昔も1MBちょっとである。その他プログラム言語や、お絵かき・ゲームの類のソフトにしたって多くてもせいぜい5枚くらい。そして一度ディスクドライブにセットしてしまえば、後はたまにフロッピーを入れ替える程度で済んでしまうような時代だった。

そしてハードディスクが手頃な値段で変えるようになり、初めて手にしたハードディスクの容量は100MB。今じゃ一時ファイルやゴミ箱で終わってしまいかねないが、世はまだフロッピーが中心の時代。自分が持っているソフトやデータを全て放り込んでもまだ膨大な容量が残り、さて残りはどう使おうかなとうきうきしながら思案に暮れていたものだった(経験あるでしょ?>その頃のパソコンユーザー)。

Windows3.1の頃からかな。100MBじゃ辛くなってきたのは。それでも何とかディスク圧縮ツールでしのいでいたが、ついに限界が来て新調したのは340MB。ちなみにこの頃は、まだハードディスクはコンピュータとは別に外付けで買うものという考え方が一般的だった。

1000MB、すなわち1GBのハードディスクを初めて見たのは、今の会社に入社して2年目の時。しかしそのハードディスクはパソコン用のものでなく、ワークステーションという、会社の業務用サーバのもの。その頃の1GBハードディスクといったら図体の大きさも結構なもので、それは決して個人レベルで使用するようなものではない、企業ユーザー様が業務システムを構築してデータをばりばりに登録して使うような、プロフェッショナルでソリューションな世界の機器だったのである。

しかしWindows95の登場と前後して、個人レベルのハードディスクもついに容量1GBを突破してしまった。そしてもう、パソコンには始めからGB単位のハードディスクを備えているのが当たり前のこととなり、以後の飛躍的な容量の増加はご承知の通りである。そして私がパソコンを買い換える少し前に友人のY氏が初めてパソコン買ったのだが、そのパソコンのハードディスクの容量は6.4GBだった。しかも彼曰く「始めは4GBのモデルを買おうと思ったけど、何処行っても在庫が無くて、仕方無いから6GBのモデルを買ったんだよ」……かつて私が見たプロフェッショナルでソリューションな世界の機器に匹敵する容量のハードディスクは、今やY氏の「仕方無いから」の一言で片づけられる時代になってしまった。

そして私が新調したマシンのハードディスクも6GB。初めて買った100MBのハードディスクから、およそ10年にして容量は60倍になった。さしずめこれが洗濯機の容量だったら、大学時代に買った洗濯機を10年ぶりに買い換えようと電気屋へ行ったら、軽自動車が丸洗い出来るようなモデルばかりが店先に並んでいた……ってとこだろうか。

でも60倍の容量を必要とするほど、パソコンでやっている作業って進歩しているのかなあ。確かに画面は文字ばっかりからグラフィカルなものになったし、ホームページ作ったりデジカメで撮った画像を見たり……と、昔は考えもしなかった事はしているが、それ以上に個々のソフトウェアが要求するディスクの容量は増えているような……我々はもしかして、あの「.DLL」(ダイナミックライブラリ)というファイルに騙されているのではないだろうか。……って仕事柄、客観的に意見を言っている立場じゃないんだけど(笑)

最後に話は変わるけどCD-ROMの24倍速というのもすごいよね。ソフトのインストールの時にCD-ROM入れて回したら、マシンの中に扇風機があるのかと思うような音を立ててたよ。


2009年の補足事項

もはやこの文章自体がパソコンの歴史の1ページです(笑)

この後所有のハードディスクがどのような変遷をたどったかというと、パソコン内蔵ものが40GB→80GB、外づけに至っては80GBからこの間500GBの物を購入いたしました。上の文章でディスクの大容量化について「これが洗濯機の容量だったら……軽自動車が丸洗い出来るようなモデルばかりが店先に並んでいた」なんて書いてますが、6GBで軽自動車が洗えるなら500GBならもはやマンションが丸洗い出来ますね(笑)。6GBなんてもはやハードディスクではなく、USBメモリの時代ですよ。

ただなんとなく、この文章を書いていた当時がパソコンの進歩に感動していたピークだったような気がします。今はこの当時よりはるかに優れた機能をもったマシンが続々出ているのに、「ふーん」くらいしか思わなくなっているような。パソコン自体に新鮮味を感じなくなっているのかもね。


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