凄いね純ちゃん

(2001/07/21記)


参議院議員選挙を控え、相変わらず小泉内閣の支持率は高いらしい。

一時期よりは若干ほとぼりも冷めたようだが、支持率が8割にもなった時は「小泉内閣支持」は国民のお約束事項で、「内閣を支持しますか?」と聞かれたら「はいっ!」と答えるのが巷ではトレンディー(死語)だったのかもしれない。もし「いいえ」と答えようものなら、「えーっ? どうしてですか? 何か深い理由でもあるのですか??」とたちまち変人扱いされたりして(笑)。

さて、その高い支持率を掲げて小泉純ちゃんがとある下町・新小岩に来たら何が起きるでしょう。

時は都議会議員選挙期間まっただ中、商店街のあちこちに「6月17日 小泉首相来る!」と貼り紙がされているのを目にした。そしてその日・その時を迎えると、新小岩駅前は何やらいつもと違う気配が漂っている。

実はその貼り紙には「午後2時から」と記されていたが、私がその日新小岩駅前に出かけたのは3時だった。1時間も経っていては演説も終わって小泉首相もとっくに帰っているだろうと思っていたら、実は丁度これから来るところだったらしい。それまでの間は前座(ってこっちが本来主役なんだって)で候補者が演説をしていたようだ。

で、駅前ロータリーの入口からして既に交通整理でてんやわんやの状態である。

そこから歩道橋を渡り、駅前に行こうにもなかなか前に進めない。いつもは30秒足らずで進める道のりが5分以上はかかってしまう。これじゃこの街で災害が起きて何処か1カ所に人が集中しようものならたちまち大惨事だな、とつくづく感じてしまった。ていうか新小岩って人を集めるとこんなにいるのね(笑)

さて、いよいよ小泉首相の登場である。

私もそれならばあくまで「HPのネタ」のためにデジカメで撮影をしよう……と心では思っていても傍目にはミーハーな奴以外の何者でもない。そのためか何げに立ち止まってデジカメ構えていたら後ろからおじさんに文句言われた。てっきり行く手を邪魔されて怒られたのかと思ったら、そのおじさんも宣伝カーの真っ正面で立ち止まって演説を聞きはじめ、時折うんうんうなずいているし……きっと「お前のよーなミーハーな奴より、私の方がずっと小泉首相を支持しているんだ」と言いたかったのかも。ごめんねおぢちゃん。

さて、小泉首相の方は「みなさん今日は(自分が主役ではなくて)都議会議員の選挙演説会なんですよ」と断りを入れたり、「はじめに『改革』という言葉を揚げたのは自民党都議会議員の人たちなんです」持ち上げたり、正面向いてしゃべっているだけではなく横の人たちにも手を振ったりと絶好調である。宣伝カーのすぐそばにいる人たちに手を振るとそこにいた人たちが一斉に歓声を上げる。決してサクラとは言えないような喜び方なのがちょっとコワい。

しかし、ここは何処かの会場を借り切っているわけではなく、仮にも公共の駅前広場であるということを忘れてはいけない。多分自民党の人たちもここまで想定していなかったと思うのだが、殺到した人々により駅前の往来はほとんどマヒ状態。駅前から横断歩道をまっすぐ商店街に行く道は寸断され、西友に行くには何故かみどりの窓口を経由しないと行けない(つまり駅の外は身動きがとれない)。当然演説には無関心の歩行者も少なからずいるわけで、もうそういう人たちは人をかき分けつつ進まなければいけない状態に不満たらたら。車道にも人があふれかけていたが、それでもかろうじてバスの通り道は確保されていたようだ。都議選の選挙演説で都バス止めたらしゃれにならんしね。

小泉首相は演説が終わった後、次の目的地に向けて出発していったようである(後で知ったがこの日都内10数カ所を演説したらしい)。その後の新小岩は次第に普段の状態を取り戻していった。誰かが「(これだけ人が集まっているのは)小泉人気のおかげだよな。」みたいなことを言っていたが、でも終わってみれば都議選の選挙結果は自民党の勝利。こうなるとやっぱり周りからなんと言われようが小泉人気を十二分に生かしたいという気持ちになるでしょうねぇ。


2009年の補足説明

人気という意味では、今と対極をなす(笑)、小泉首相が新小岩駅前に登場した時のお話です。くしくも今日(7月12日)は東京都議会議員選挙の開票日。今のところ(午後9時現在)、首相の人気どおり開票結果も上記の時と対極をなす模様で、自民党は惨敗っぽいです。

当時の小泉首相の人気ぶりも、今の麻生首相の不人気ぶりも、思えば半分くらいは流れというか風潮というか、平たく言えば「周りが支持している(していない)から自分もなんとなく支持する(しない)。」というようなところがある気もするのですが、まあ麻生首相も最初のころは(秋葉原を中心に?)結構支持を集めていたはずで、そう思うとやはり首相になってからのリーダーシップの発揮の仕方や国民へのアピールもやっぱり重要なんだなと感じるのでした。


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